知財コラム

「4%の奇特な弁理士の話」

このメールマガジンを購読し、さらにこのコラムをご覧になっている読者の皆様なら、きっと弁理士についてよくご存じのことと思います。中には地元の弁理士とつきあいがある方もいらっしゃるかもしれません。でもその弁理士は、主流派ではない、ちょっと変わった弁理士です。
弁理士の登録者数は 1 万人を超えていますが、その 95%が関東・近畿・東海の三大都市圏に集中しています。それ以外の地方で活動する弁理士は、ほんの 4%に過ぎません(残りの 1%は海外にいます)。弁理士の分布が極端に偏っている理由には、弁理士に対する需要が都市部に集中していることと、供給サイドの事情として都市部に集積する方が経営効率が高いことが挙げられるでしょう。
4%の奇特な弁理士は、なぜ効率を捨てて地方を選んだのでしょうか?理由は弁理士それぞれ異なるでしょうが、「地方が好き」ということは共通していると思います。そして皆様と同じく地方の事業者として、地域を盛り上げたいという志を抱いている弁理士も少なくないでしょう。そう考えると、地方の弁理士は知的財産の専門家というよりむしろ、皆様と同じ環境の下で事業を営む仲間といえるのではないでしょうか。
皆様のお近くの弁理士は、一緒に地域を盛り上げるパートナーになれるかもしれません。なぜここにいるのか、何を大切にしているのか、いちど共有してみてはいかがでしょうか。

(日本弁理士会中国支部 弁理士 川角 栄二)

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