知財コラム

「弁理士の研修について」

 今回は、弁理士の研修についてご紹介します。
 すべての弁理士には継続研修が義務付けられており、原則として5年間で70時間の研修を受ける必要があります。次の5年間も同様であり、弁理士登録している限り継続研修の受講義務があります。継続研修には、全会員が受講しなければならない必須科目があり、その代表は「倫理研修」です。
 倫理研修は、弁理士倫理の徹底を図り、弁理士に対する社会の信用の維持・増大に務めることを目的としております。研修内容は、利益相反、守秘義務、顧客への説明責任、などについて再確認するとともに、集合研修では具体的事例について複数のグループに分かれてディスカッションを行い、グループごとにその結果を発表するなどして理解を深めます。
 倫理研修のほかにも、弁理士として必ず知っておく必要がある特許法改正などの研修は必須科目に指定されます。
 必須科目以外には、弁理士として身に付けておくべき知識や技能を養成するための「会員研修」、先端技術をテーマにした「先端イノベーション研修」、知財コンサルタントなどの業務に強い弁理士を養成することなどを目的とした「知財ビジネスアカデミー」など多くの研修があります。
 日本弁理士会中国支部でも、地方の会員のレベルアップを図るため、最新の知財情報を中心に研修会を開催しています。

(日本弁理士会中国支部 弁理士 舩曵 崇章)

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