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「弁理士絆プロジェクト」

2020.04.06

日本弁理士会では、昨年度から「弁理士絆プロジェクト」と称する活動を行っております。「弁理士絆プロジェクト」は、弁理士がその使命を果たすべく、これまで協力体制が十分に取れていなかった各方面との連携を深めていこうとするものです。
昨年度は手始めに、全国の地銀・第二地銀・信用金庫・信用組合といった地域金融機関を対象として、中小企業を支援するのに役立つ知財活用モデルを提案するためのセミナーを開始しました。セミナーでは、知財を活用した事例紹介や、ごく簡単にではありますが取引先企業の知財力を評価する簡易評価ツールを提供しております。また、セミナー終了後には一定期間フォローアップとして、各種ご相談に対応させていただいております。
金融機関の方々には、中小企業において着目すべき経営資源が知財であることを理解していただき、さらに、経営資源としての知財の重要性を金融機関から中小企業へ説いていただくことにより、中小企業の知財取得意欲の増進を図ることができればと思っております。日本弁理士会も金融機関の方々と協力しながら対応させていただき、こうした協力体制による活動が中小企業の課題解決の一助になればと願っております。
私どもの所属する中国会(中国地域5県に所在する弁理士から構成)においても、既にいくつかの金融機関においてセミナー等をご活用いただき、またお問い合わせもいただいております。ご興味をお持ちの金融機関のご担当者様がおられましたら、是非とも日本弁理士会中国会までお問い合わせください。

(日本弁理士会中国会弁理士信末孝之)