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「お笑いについて」

2019.05.08

私はお笑いが大好きです。幼い頃、吉本新喜劇のテレビ放送で、間寛平さんが、人生に悩んでいる人に対して難しげなことを延々としゃべる(コンビナートがうんたら・・・、相対性理論がかんたら・・・etc)というギャグがあったのですが、えらく気に入り、これを暗記して学校で披露していた記憶があります。また、学生の頃「ハッ!ハッ!」のギャグとともに彗星のごとく現れた藤井隆さんを見て、間寛平さん以来の大型新人が現れた!とえらく感動したものです。ただ、笑っていいともに主演した際「ハッ!ハッ!」のギャグを披露すると観客から“ギャー”と悲鳴があがり、それに対して“なによ!”と関西特有の切り返しをしたのですが、どん引きされたようです。今のようなスタイルに落ち着いた理由の一つなのかもしれません・・・個人的には残念です。
最近のお笑いでは、千鳥の漫才や武将様とのやりとりは何度見ても爆笑しますし、挑戦を続けるジャルジャルの漫才には感動して泣きそうになります。中川家や笑い飯も大好きです。三人組のロバートもお気に入りです、なかでも秋山さんは芸達者で、某有名俳優の顔が裏に書かれたTシャツを持ち上げて自分の顔に重ねるギャグが有名です。
実はこのTシャツ、特許権が成立しています(特許第 6366202 号)。発明者はロバートの秋山さん、出願人は株式会社エース・マーチャンダイズ(従兄弟の方が経営されているよう)です。もともと二つの国内優先権主張を伴う出願だったのですが、優先権が認められず現実の出願日で特許性が判断されたようです。その結果、Webページに公開されているため新規性無しなどとして拒絶になったのですが、不服審判を請求し、補正するなどして権利成立したようです。
また、商標については、第 25 類の被服などを指定して「体モノマネ」を標準文字で出願しているようです(商願 2018-057746)。こちらは、特許情報プラットホームによると、4 月 25 日現在、審査待ちのようです。

(日本弁理士会中国会 弁理士 舩曵 崇章)